2009年11月16日 (月)

悪い女に原水艦一杯のしあわせを

相変わらずのスランプ。続く日々。

台本を書く前に必ず僕はスランプだと言う。
毎回、と言うことは、スランプでは無いのだろう。産む前の苦痛。恐さと臆病。

だって、僕の産むものがつまらなかったらどうする?

ナードだ。
こんなこと言うつもりじゃなかったのに。

WEEZERが大好きすぎる。
と言ってもセカンドの「Pinkerton」までだが。
ようするにマット・シャープ在籍時のWEEZERが好きだ。
といってもマット・シャープが好き、と言うわけじゃない。レンタルズはあまり好きじゃない。
もちろんクォモをこそ敬愛している。
ただ、結果としてそういうことなだけだ。

ほら、恐い。
聴く側は、観る側はなんとでも言える。好きとか嫌いとか適当に言える。
でも、んなもんどうでもいい。

キコでは、「スーパーセンスィティヴ」と「クソお洒落」を掲げている。
半分冗談だが。
共に一般的に良しとされるキャッチじゃない。
あくまで僕個人の感性と、それに付随する原風景がコアとなる。
かなり危険な理念だとは思う。
キコ-「はなよめのまち」
賛否両論は、台本を書く以前から覚悟している。

でも、「千と千尋の神隠し」もそういった作品だ。
WEEZERのセカンドまでもそういった作品だ。 
ポップ、アート、ソウルを串刺しにして団子にしちまう作品だ。

 

WEEZER-「Say It Ain't So」  

間違ったことを言おう。間違ったことをしよう。
僕と君の細胞は間違っている。
細くて柔らかな猫みたいな髪はすぐ、煙草の煙に侵される。
情け無いことを言おう。情け無いことをしよう。
体液が飛び散るような傷をつけよう。言葉で。
最愛の君の肌が愛おしい。
せめて、見たい。
すべてを、大げさに。
間違ったすべてを。 

いるのに。目の前に。
君に触れることは出来ない。
可愛いキャンプファイア。ボーイスカウトは雪にまみれている。
さみしい夜。
明日が少しだけ近づけば、ナイーヴなその声を聞けるから。

悪い女だ。

 

幼いようなその目に、針を突き立てたい。
そんな愛を、無理矢理に押し付けたい。
筑波山の駐車場で星空を見ながら、ぼくらの性欲は遊星のように交わっていた。
飛び散る精液が夜の闇に染み込んでいく。

ただ、話がしたかっただけなんだ。
言葉はどうでもよかったんだ。

 

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2009年11月11日 (水)

ミュトスとロゴスについての端書き

あえて、誤った解釈をするとミュトスは「右脳」でロゴスは「左脳」だ。

まず右脳が何の理由も無く、分子レベルの物質の介在も許さずに圧倒的に正しい結論を出す。
いわゆる「おりてきた」という状態。
それを左脳が証明する。

なぜ、おりてきたのか。どうして今なのか。何を意味しているのか。

この証明の方法が自分にとって「ストーリー」にあたる部分なのだと思う。

何を言ってんだってね。

 

僕はよく長時間トイレに入る時、携帯を持ち込んであちこちクリックする。
脳内メーカーみたいなよくわかんないやつをクリックしたら、俺の脳はこういう構造なんだと言われた。その通りだよ。名前と生年月日だけでよくここまでわかったな。バカ野郎が。

うっふふーん。と思ってたら直後から出会い系のメールがバンバン来た。
いらねえっつの。
一回本気にして真冬の駐車場で2時間待ってたっつの。
黄緑の軽自動車のまみちゃんは来なかったっつの。
次の日風邪引いてバイト休んだっつの。 
彼氏に振られて元気ないっつうから、温かいミルクティ2本持ってたのに。
さみいから2本とも飲んだよ。

まみちゃん、元気でやってるかな。

 

さておき。
「ミュトス」も「ロゴス」もギリシア語で、一般的な解釈では「神話」と「論理」だ。

古代の思想はギリシアに限らず、ミュトスの部分を重んじるケースが多い。
特別な人間に「おりてきた」イメージを元に、あーだこーだ御託をならべて宗教を作った。
だから「七つの大罪」だの「信じるものは救われる」だのの理由なんぞ無い。
なんの確証も無い。
だって勘だもん。
なんとなく、「おりてきた!これだ!」っつってそれでベットしちゃう。
すごいよね。

でもそんなインスピレーションこそが未だに戦争の原因になるくらいの規模の「正しさ」として言い伝えられ、受け継がれている。時間って偉大だよね。

と、いうことは。
時間という観念の存在はロゴスとして機能しているということか。
神話を論証しているのは時間だ。 
まあ、こんなこと言えるの日本人だけだよね。日本人の宗教観念はほんとに面白い。
僕がこんな軽口たたいてるの、外人には内緒ね。

  

神話。

でかいことを言ってしまうと、僕は神話を描きたいのだと思う。
ようするに普遍的なもの。普遍性を携えたもの。

それはよりシンプルな構造となるんだろう。
構成は複雑でも良い。

重要なのは構造だ。

「はなよめのまち」
(>関係者各位。連絡が滞り申しわけありません)
構成に四苦八苦してしまった。違う。
もっともっとミュトスを盛り込んでもいい。

構造と構成の違い、今はわからない。説明できない。たぶん今思っているものとは違う。
だが、この結論だけは合っている。間違っていない。

構造を探すのだ。
その構造の先に美しいものがある。
僕のアーティストとしてのエゴが表現したい風景ではなく、統合的イメージとしての「あの風景」があるはずだ。

その風景だけが、本来、伝えることが許されるものなのだと思う。
それだけが「アートとポップのクソど真ん中」を実現する唯一の手段なのではないか。

 

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2009年11月 8日 (日)

Payphone

これを聴いたら、
あの娘はどんな顔をするだろう。

The Tribe-Payphone

もう10年も前に付き合っていた娘は、車谷浩司のファンだった。
Spiral Life だったりAirだったり。

ちょうどそのころはスパイラルの解散で、Airがはじまったばかりだった。
ファーストアルバムの「wear off」をよく一緒に聴いていた。
特にこの曲が好きだった。
かけがえの無い思い出の曲となった。
口ずさみながらお好み焼きを食べに行ったり、警察につかまったりした。

Air-「hair do」

パクリの人だとは思っていたが、ここまでとは。
完膚なきまでに喰らった。
この曲の、このフレーズだけは。頼むよ。オリジナルだと信じていたのに。

 

まあ、いいや。
すべては気泡に帰す。それでいい。
何もないし、何も残せない。何も無いから、そこで何かをやろうとする。
僕や、僕達はこの荒野をこそ愛す。

何も無いから、そこにコンクリートを打ち込むんだ。
ああ。
舞浜に行きたい。
無常な夢を自分のカラダに打ち込みたい。

今日はひどく疲れていて、
メシを喰ったあと、何気なくテレビを観ながら寝ようと思っていた。
テレビでは小学生が、グアムからとどいたボトルメセージに思いを馳せていた。
小学生は島の子供で、たったひとりの小学生。
ともだちはいない。
波打ち際で拾ったビンに入っていた外国からの手紙。
ティアラに恋をする。
ともだちになりたい、と彼は思う。
そのたったひとりの寂しさと、汚れなき性欲に心底感動する。
「はじめてのおつかい」以外のテレビでこんなに泣くとは思わなかった。
泣き疲れるくらいに泣いた。
彼の孤独と純情に、僕は浄化されてしまった。
で、寝た。 

深夜2:00起床。
先日放送の「偉人の来る部屋」第五話、紫式部の回をDVDで観て、笑いながらもいろいろ反省して、ベーコンを食べて就寝。

やっぱ紫式部はいい女だ。
野波さんもすごく綺麗で可愛かった。

 

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ナードを極めるためにWEEZERばかりを聴く日々

わあ~。
なんだろう?
ドキドキする~(またぎ

DCPOP秘密イベント

 

Weezer121

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2009年11月 2日 (月)

ヴァージニアウルフのメノウのボタン

■お知らせ
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先日、ちょっと頭が悪い女優さんから
「おぐさん、みた。あたし。あれ。やってた。紫式部の。なんかね。たぎるって言ってた。たぎるって。」
という連絡をうけたが、
僕は酔っていたし、表現がよくわからなかったのでwebでみてみたら、WEBで次回予告の動画がみれた。

 

偉人の来る部屋
紫式部の回。脚本を書かせていただきました。
どうぞ観てね。

今台本を読み返していた。紫式部のセリフのそこかしこに仕込んだ生々しいエッセンスが、気に入ってる。
OA楽しみだ。どんな式部になっているだろう。

で、放送を
日付けを完璧に勘違いしてた。明日だった。

#5 紫 式部
MXテレビ 11/02 23:00~23:30
TVK 11/04 23:30~24:00

 

観れるのかな。
MXうち映るのかな。 

 

■似てた

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ネットでみつけた。

 
 

意外と俺に似てるような気がして、ずっと見ていたら自分にしか見えなくなった。

いいなあ。彼。応援してます。

 

■ブルーハーツ

最近ちょっとブルーハーツを聴いてる。
年を取るにつれて、どんどん素直に聴けるようになってる。

いろんなことを素直に認められるようになってる。
解散とか、理由とかショックだったけど、なんか俺シニカル気取って平気な顔してたんだよな。音楽的考察とか語ったりして。
やっぱ解散はほんとにショックだったよ。
ほんとに傷ついたよ。

この、傷ついたってことが認められなかったんだ。 
絶対認めちゃ駄目だって思ってた。
今は認められる。 

だんだんと14歳にもどっていければいい。
ブルーハーツに夢中だった頃、見ていた風景の感じとか友達のにおいとか思い出す。
そういう大事な風景すら忘れてたもの。

いろいろあったなあ。

 

みんな元気かな。

 

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MCR「リフラブレイン」を観ました

Stage10048_1初のMCR 観劇。

直前になぜか貧血を起こし、体調最悪の状態。
というか脱水症状まで起こしていた。
むしろ限界。

アクエリアスを一本ガブのみして気つけをし、観劇。

つまり、絶対に楽しく観られる状態じゃなかった。演劇観るときは遠足レベルの体調管理をこころがけよう、と本気で思った。

ちなみにいまだ体調は回復せず、これを書いているたった今も女のあえぎ声の幻聴が聞こえる。となりの部屋じゃないかって?となりの部屋はおっさんだし、声は耳のすぐ近くだ。 
そろそろかな。
つうかなんであえぎ声なんだよ。いらいらする。

 

■オープニング

僕は観劇するとき、あんま笑わない。
テレビだと笑うんだけど。
爆笑なんてまずしない。
なんでかっつうと、真面目だからだ。俺は、超真面目だ。
ほんとに真面目に観てる。
お芝居は特に、だ。
客席に着いたら、
まず床の素材とか照明の吊り方とか客いれのBGMはなんだとか客層はどの年代でどんなファッションのお客さんが多いかとか、おお。ここの舞監さんいい仕事してんなとか、まあ、舞台人だったら当たり前なのかもしれないけど、そういうところを見る。舞台人はそういうものです。ほんとに俺、真面目だなと思う。真面目な方だと思う。

 

真面目だと思う。

だから劇が始まっても、デハケ口の使い方とか役者のオフの芝居とか目の芝居の入れ方とか(略)
「おめえ、普通に楽しめよ!」
と言われそうだが、これで楽しいよ。笑いたくて演劇観に行ってるわけじゃないし。それでも笑ってる人の30%増しくらいで楽しんでると思う。
俺は芝居を観ても笑わない。笑ってたら楽しめないものがある。
客が笑ってる隙に役者が何を感じているか、とか次のセリフの準備に入る姿勢とか。
いい役者はほんとにそういうところまで隙がない。こういうのを見てると最高に興奮する。
だから芝居みて笑ってるバカがいるか、と俺は思う。
たぶん今年の通算で4回くらいしか声だして笑ってないんじゃないか?
俺は芝居を観ても笑わない。
芝居を見て「笑う意味」が、俺には無い。

 

さて、MCR「リフラブレイン」。→チケット予約はこちら

のっけから俺爆笑。
秒殺。
たぶん3行目くらいだった。
恥ずかしいくらいに笑う。
笑わない俺にとって、これ以上の屈辱はない。むしろ辱めだ。
客に辱めをあたえる劇団がどこにいる。バカか。
姉役の石澤さんと弟役の櫻井さんのふたりでパンを喰うシーン。圧倒的に間違っててスケールのデカいんだか小さいんだかわからない己の価値観を声高に宣誓するねえちゃん。にやにやしながらもねえちゃんのこと好きなんだろうな、という愛情で話を聞く弟は、思春期特有の不安定なグロさを垣間見せながらねえちゃんをたしなめる。
ねえちゃん。
あの、石澤さんの目ったらねえよ。
一発でやられた。

 

■俺とあいつの新喜劇

完全にツボってしまい、石澤さんがしゃべるだけで笑ってしまう。
それどころか石澤さんがセリフをしゃべってないところでも石澤さんを見てしまう。
ついには全然芝居に関係ないところでの石澤さんの顔にツボってしまい、俺だけのタイミングで窒息笑い、という。
俺と石澤さんの間で吉本新喜劇が成立してしまった。

だからもうそんなだから誰が何をやっても、言ってもずーっと笑いが止まらない。
ストーリーの合間に挟まれるのは、自分が爬虫類だということを忘れて光合成にいどんで失敗して死んだ蛇の皮膚みたいに冷たくて薄気味悪い冷淡。
あの、櫻井さんの顔。

その皮膚の内側に、世界中の誰がみても美しい!と絶賛する膿がある。

■役者ってさ

結構な数の役者さんが出ていたと思うが、出てくる役者出てくる役者すべてが魅力的。
すっげえ。
ぶちぬけてるわ。ここ。
福山雅春を50人連れてきても、こんな芝居つくれねえぞ。
あたりまえだけど。
なんだろう。
言いたいことはわかってくれ。

  

■なんかもういやんなった

すげかったなあ。
内容とか書かないよ。書く意味ねえよ。もう絶対面白いから観に行ってください。
ほんと、MCRに知り合いひとりもいないよ。
でもねえ。思うし。書く。これ。

ひっさびさだなあ。
客としてぶち殺されたのは。
ほんとぶち殺された。
最高。 

ほんとかっこよくて、すっげえくやしかった。

ただし、劇場が思いのほか暑く、終演後ふたたび貧血。さらに嘔吐。
なんとか外にでて再びアクエリアスで気つけ。
再度劇場へ。
真夏の走りこみのような必死さでアフタートークに聞き入る。

アクエリアスはほんとすごい。
小学生の頃、ポカリより後発だったアクエリアスに肩を持って飲み始めた。
アクエリアスレモンなどの新機軸にもいちいち喜ぶほどのファンだった。
小学生の頃からサッカーをやっていたんだけど、そのころはまだ昭和しごきの名残みたいなのがあって、コーチが水飲ましてくれなかった。
小学生なのに走りこみやらされたし、勝つためのサッカーをやってたし。
小学生よ?
射精もしたことのないカラダでシビアなカウンター戦術とか何よ。
秋の県大会の時、となりの小学校のうまいやつをひっぱって来て偽名使って出場させるとか何よ。
しかもその偽名は実在する名前じゃないと登録できないから名前貸せって何よ。
レギュラーとられるだけならまだしも、名前を奪われるって何よ。
小学生よ?

 

でも、
そうやってしごかれて鍛えられた俺達が、県で3位のチームとか相手のキツい試合勝ったあとの、そのアクエリアスの味とか。
もう、一生飲み続けたいって思った。うまいどころじゃない。気持ちいい。快楽だ。
あの一口は全部報われたし、俺達のサッカー間違ってない!って思ったんだ。
偽名のやつらもそう思ってたはず。名前を奪われたやつらも。

 

そう。

このアクエリアスのような舞台だった。
好きだ。

 

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2009年10月30日 (金)

軋んだ車を派手に花で飾るのはどうだ

映像が、脳みそのなんかこう桶みたいなところに溜まって。
それが言葉になって。
物語になっていく。

だからよく、「あんたは演劇の作家である必要があるの?」と聞かれがちで、困る。
映画やれば?マンガやれば?もう一回音楽やれば?

知るか。そんなもん。
演劇が一番おもしれえんだ。

目の前に大好きな女の裸があるのに、メシ喰ってるバカがいるか。

鼓膜が破れるほどの音量でドビュッシーを聴いている。
その音量のまま、次に最高に不良なロックがかかってしまったので鼓膜が破れた。
痛いけど、これでいい。
明日大切な話が聞けなくなるかもしれないけど、今夜が大切だ。

こりっちは賛否両論あるけど、いいと思う。僕は好きだ。

「はなよめのまち」の本チラはまだ決めていない。
とにかく小細工なしでいきたいな、と思う。
イメージ一発。みたいなのがいい。

だけどその前に何発も打ちたくて、こりっちのイメージ画像をちょくちょく変えている。
あと、ここにアップされているボディキャッチもちょくちょく変わっていくと思う。
つうか、変えたい。
僕の気分で。
既に3パターン目。

キコ「はなよめのまち」

 

キコのWEBページで遊べよ。という話だが。あまりWEB技術が芳しくない。
なのでこりっちで遊んでいる。
許してくださいね。

 

いままで使ったトップイメージ画像。
Nov3hanayome 200801 Kikoo  

 
 
 

フォトグラファーは小林由記子さん。
モデルは「Reset-N」の田中のり子さん。
ロケ地は秘密。

ふたりとも漬物作りの上手な女性です。

こなちゃん の次回公演の写真が良すぎる。
Stage10598_1  

 
 
 
 
 
 

アラーキーだって撮れないよ、こんなの。
あまりにも美しいので、ぶち殺された。
最高だ。
最高だ。
最高だ。
大企業の2,3個潰れてもかまわないよ。この素晴らしさ。
なので。子供のように「僕もあれ欲しい」と思い。
せめてもとモノクロに嵌まり、いろんなとこで使ってる僕の写真はモノクロ一色になってる。

でも、もう「はなよめのまち」のイメージも骨組みの次の段階になってきた。
モノクロのままでいられない。
徐々にフルカラーになっていく。
最終的にはキコのイメージカラー、というか国旗の色というか。
ブルーとオレンジにしたい。トワイライトの色だ。
でも、ラストのラストはモノクロかもなあ。

 

わかんね!!!!!

とにかくは、ビートルズの「I've gotta feelin'」を聴くべきだ。 

どっぷりとフィーリングを感じたあとで、ブルーハーツを聴いて、恋をするべきだ。
ナードに、卑屈に。
あの娘の乳房を思い浮かべるべきだ。

僕はあまりにも真面目すぎる。

 

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2009年10月29日 (木)

チェリーブロッサムハイスクール「セブンピーポー」を観ました

自分、如月萌、椎名豊丸(現・石黒)が脱退してからそれなりの月日が経ちました。

初日おめでとうございます。

楽日まで突き抜けてください。
いつものようにいい笑顔で打ち上げのお酒を呑んでください。
荒川君と野田さんとちょっと話せてよかったです。

緻密で面白かったです。
ロジカルな楽しみ方が好きな方は是非おすすめです。
リンク貼っておきますね。

チェリーのホームページ

こりっちのセブンピーポーのページ

みんなが芝居をしている姿がなつかしくもあり。
とにかくは、いきいきとしている姿だったので感慨深いものがありました。
ほんと、風邪には気をつけてください。

 

さてさて。

 
 

ほんと時間と金がきつすぎて、趣味の文通すらままなりません。
観劇もたくさん行きたいのがあるのに。なかなか、というか全然駄目だ!

観に行けずに悔しい思いをした舞台たち。

特にここ数ヶ月ずっと楽しみにしていた公演。
ままごと
ハイバイ
砂地
五反田団
東京デスロック

名残惜しく名前を書いてみた。砂地は行けたのになぁ。ちくしょう。超観たかった。
時間堂はいけると思う。たぶん全部観れないかもしれないけど。

映画も観たいのあったし。あるし。
でももう「はなよめ」書かなきゃならないし。
つうかさ。書く書く言ってないでさ!
もうただの作家じゃないんだから! 

書くだけじゃなくて制作まわりも進めていかないと!

タイムマネージメントと精神のコントロール。
今の課題だが、極端に苦手な二項目でやんの。自信ねええよ。 
松岡修三の動画みて乗り切ろう。
「ぁきらめんなぁよ~。」とか「お米食べろ!」とか最高に元気出る。こういうやりかたもあるんだな。

今日は壁紙を変えるなどして、PCまわりもリフレッシュ。 
どんどんキコも現実にしていく。一日ごとに命の輪郭を。
いろんな人に会う!
僕、元気!
よろしく!

 

 
 

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2009年10月27日 (火)

錆びた金網越しの結合

まずはこいつを別タブでひらくがいいさ。
mono-yearning

Mono_live このバンドはMono。

演劇好きな人にも有名な名前ですが、まったく関係ないです。

あとこのPVもよかった。
Mono-Follow the Map

いいなあ。こういうバンド。いいなあ。すっごいいいわ。骨抜きだわ。
いいしか言えない。すっごい好き。
12月のライブなんか行ったら死ぬだろうな。行きたいな。
Mono01  

かっこいいわあ。

Monoで一本書けちゃうね。俺。
しかも4時間ぐらいの芝居。休憩なし。いや、ありで。
うわあ。いいなあ。

 

今、キコのことばっか考えてるんだけど。
旗揚げから向こう3作までのプランと、その後6作までのアイデアも考えている。
来年のことを言うと鬼が笑う、と言うけど。
笑ってくれよ。鬼。
俺は鬼が書きたいんだ。

もちろん最優先は「はなよめ」だけど、イメージを降ろしていると、2作目と3作目もプロット衝動に駆られて、下腹部あたりが割れそうになる。
2作目は「ウラの目と銀杏の村」
血がテーマ。完全に血一本。で、鬼の話。主人公は鬼で「ウラ」という名前。
鬼が自然と社会生活している。が、鬼なのでいろいろ大変。差別も受けるし、残酷な衝動にも駆られる。傷つけたくない人を傷つけてしまう。結局鬼だから人間とは相容れないわけで。ウラはメスなんだけど、妊娠できないのね。人間と交配しようとするんだけど無理なんだよ。とか、こう書くとつまらんね。
でも面白いんだよ。これ。
鬼の血をモチーフにしているけど、たぶん人種とか精神医療の話になると思う。
洪水のように血まみれになりたいね。ちゃんと養生して。うっふふーん。
このMonoの曲なんてイメージにぴったりすぎて即死だわ。
キチガイじゃねえの?というレベルで可愛い鬼にしたい。あと、猿を出したい。

3作目は「ヤマコトバに成る巫女ども」もしくは「The logic of virgin snow」。
適当だな。今考えた。
これはまたぎの話。
またぎの文化の中で女は完全に不浄。穢れたもの。
不快寸前のレベルで女を不幸に描きたい。女を徹底的に汚した上で、圧倒的に美化したい。これも前々から書きたいと思っている話。
「愛妻は荒野を目指す」の執筆期間で「書けねえ!滅べ!燃えろ!いでよ!ソドム!」と苦しんでるときに思いついて、誰かに話したなぁ。
「やっちゃいけないことばっかしたいよね!」
と言って盛り上がった。
だから、愛妻のストーリーとかアイデアの元になった話がこれ。よりオリジンなので、人によって美味しいかどうかは疑問。本気のジンジャーエールとか飲めなかったりするもんね。ただ、うまいと感じる人は、これ以外認めん!というくらいに旨いという話にしたい。 

3本くらい書きゃ、俺も気が済むだろ。
今の俺が書きたいのは、血と地。
人間のルーツをナナメからの観点で描いて、現代においては漠然としてしまった血の意味を言及したい。
アイデンティティがどうとか、そういうのはどうでもいい。
現代社会の反映とか、正直くだらないと思っている。
緻密な心理描写とか、的確な説得力とか、豊かな情景描写とか。
そういうのやらなきゃいけないのはわかるけど、やらない。意味無い。
人間が歪んで外れてしまった俺には無理だ。他の人がやってくれ。少なくてもキコではやらない。 

なんつうか、死に物狂いで肯定したいものがあるんだよな。
そういう命が。

 

あえて誤解を招く表現をするが。
俺はクヲリティなんかくそくらえだ。生きると死ぬを同時にやるのが演劇だ。

なんだろう。何に怒ってんだろう、俺。
こういうの悪いとこだよなあ…。

 

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200801 

 


Kawaguchi









Bou_31





「住みたいね。」
夜中に、酔った勢いで忍び込んだ工場の中でそう言った。
冬も過ぎて、昼間はTシャツでいれる日もたまにある。
その日はTシャツのまま夜になった。
夜はまだ、やっぱり寒い。
私達は高校を卒業したばかりで、この春から短大に通うことになっていた。
「桜咲くね、もうすぐ。」
卒業してからの2週間で、随分と年日が経った気がする。
私が産まれてから、18年半も経ってる、と、その事を気持ち悪いぐらいに感じている。カラダに刻まれたいくつかの記念日。私は産まれたときの姿の原形をとどめていない。この、女の体がチリチリと成長お臨界点に達さんとしている。ふと、乳房に触れてみる。
「何してるの?」
彼女が私に聞いた。
私は笑い返して何も答えなかった。
少し遅れてから答えた。
「わたし、オンナだ…。」
彼女は笑って、私のホオにクチづけた。
やさしく言ってくれた。
「わたしね。カヨのそういうところがね。」
ウフフ。
「わたしね。」

彼女の夜の声は後ろの方が少しハスキーで、とってもとってもやらかいよ。


わたしね。
わたしね。

わたしは、彼女が「わたしね。」という度にね、ムネがつまる。
あなたがあなたの事を教えてくれる時、ムネがつまる。
まるで喉の奥にあなたがいるみたい。
わたしがしゃべると、まるであなたを産んでるみたい。
だからね。わたしあまりしゃべらないよ。あなた以外の人の前では、わたしはあなたの声でしゃべっているから、わたしはあなたの前だと、
恥ずかしいよ。
でも、やめないでね。あなたの事をもっと知って、わたしはあなたになって、遠くにいくから。

そうすれば、また会えるよね。

 

----------------------------------------
【解説】
タイトルは「城」。工場を荒城とかけている。「荒城の月」とかのあれね。
たぶんまだ学生の頃だから、だいぶ若い。21か22くらい。
すっごい稚拙だけど、あえて推敲ゼロでアップした。
たしか、「詩と小説の中間」みたいな書き方を模索していたと思う。
改行とか平仮名とか句読点とかは、なんか意図的に変な風にした記憶があるので、変のままにした。「やわらかい」を「やらかい」としているのもそういう模索の一端だったはず。
この頃、僕が掲げていたスローガンは
「日常に光を!」
である。
日常の、何の変哲もない他愛の無いモチーフをこそ選び、描き方と表現する言葉でエキセントリックにできないか、とかそんなことを考えていた。んで、こういうのを書いていた。今読むと普通だけどね。当時は発見した!とか思ってた。言っとくけどこれ、小説ね。
小説のつもりで書いてるから。この頃の俺。


この中ででてくる「カヨ」は従姉妹がモデル。実物はすごく賢い女で、ほんとにカヨという名前だ。このちょっと頭の足りない感じのカヨは子供の頃の従姉妹に近い。これを書く前に10年ぶりとかで会って、渋谷でデートした。すっごい楽しかったし、なんかこう、変な感じで。それが面白かったのでモデルにしてみた。とても書きやすかったので、使っていろいろ書いた。
もうひとりの登場人物「彼女」は、ここにはでてきてないけど、ミィちゃんと言う名前。
カヨとミィちゃんの話はこの後いろいろ書いた。たしかこの「城」というのが最初に書いたやつだったと思う。

高校生時代を描いた『いたそう』というタイトルの短編では、ミィちゃんが男子に告白するのをカヨがそわそわと見守っている情景を書いた。同姓に対する性的な興味とか、異性に対する畏れとか、歪んだカヨが垣間見える。

大学生時代を描いた『千住にて』ではカヨがこの『城』のあと、はじめて男の人とお付き合いをする。同棲とかして浮気とかして…。どうなったんだっけ?ちょっとさがしてみよう。カヨが浮気するんだよな、確か。その辺の描写が残酷で、結構よかった記憶がある。


キコの「はなよめのまち」の原点を探る意味を含めて、今日はこいつをアップしました。
今書いてて思ったけど、「その夏、13月」のハナとか「アキストゼネコ」のノノとか、カヨに近いものがあるねえ。まあ、ひとつの書きやすいパターンなんだろうねえ。
とバラすことで自分を追い込んでいく。
「はなよめ」のプロット出産まで、もう少し。
ああ。女になりたい。


 
 

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